小説「緑の冠」

完結しました

拙作、「緑の冠」における章題についての蘊蓄です。
脱力のあまり、こちらを書くのをすっかり忘れていたという……。

「陽のあたる大通りで」は、「明るい表通りで」の邦題のほうが通りは良いのではないかと思います。
これもまた有名な曲なのでいろんな方がカバーしてるのですが、私がイメージしていたのはThe Four Freshmen。CDのはもう少しテンポが早くて歯切れがいい感じです。
詩の内容を知りたい方は、例のごとく「W&R : Jazzと読書の日々」さんで。
景気も相変わらずで、これから気候も寒くなりまる一方ですが、そんな季節にぴったりの、元気のでそうな曲です。

「ノット・フォー・ミー」は、正式には「BUT NOT FOR ME」という曲です。チェット・ベイカーのが好きです。歌詞はこちら
どうしようもなくて、ぼやきたくなるときってあります。そんな歌です。

「ブルー・ムーン」はエラ・フィッツジェラルドでどうぞ。
月を舞台にした話を書くということで、月にちなんだ曲のタイトルなどを物色していたとき、このタイトルが目にとまりました。
作中のクリスと同じく、悲恋の歌だろうと思って聞いてみたら、思っていたのと感じが違う。
歌詞を調べてみたら、作中に出てくるがごとしで、「これは使える!」と(笑)
ご存じの方はひっかからなかったと思いますが、知らない方はきっともっと違う終わり方を想像されたのではないでしょうか。

「ペーパームーン」は本当のタイトルは「IT’S ONLY A PAPER MOON」。
実は、「ペーパームーン」だけだと、映画のほうを差してるのです。
私が最初聞いたのは、弟が放送局のイベントでもらってきたレコード(きっと不要品の在庫整理だったのだと思う)に入っていたアカペラっぽいグループのものでした。もうアーティストの名前も覚えていません。
作中ではナット・キング・コールのものを想定してます。作者の趣味で。歌詞はこちら

もう1曲、作中でユージンが「自分の好みはこっちなんだけど」と言っている「ルート66」もナット・キング・コールのものが有名です。歌詞はこちら
彼は過去に女性で痛い目にあっているので、「色恋はもうたくさん」と思っているという裏設定がありまして、ラブ・ソングよりはこういう歌詞のほうが罪がなくて好きなのです。

作中に出てくる「緑の冠」の動画へのリンクをいくつか貼っておきます。
緑の冠
アラスカにて
スペースシャトルから
宇宙から
地上から

最後に、お読みいただいたみなさん、どうもありがとうございました。
感想、ツッコミなどありましたら、気軽にこちらででもコメントいただけると嬉しいです。


追記:作中に出てくる映画「ペーパームーン」のラストシーン

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イラスト描いていただきました♪

オンライン小説投稿サイト「小説家になろう」有志によるSF企画「空想科学祭」にてご一緒している、「ラニーニャの卵」の作者である招夏さんに、拙作「緑の冠」のイラストを描いていただきましたhappy01

暗くて無口で、ろくでもないことしか考えてない、あのクソ生意気なガキんちょを、こんなにかわいく描いてもらって、やー、小説書いててほんっとによかったーheart01
招夏さん、どうもありがとうございます。
改めて、お礼申し上げます。

で、進捗状況なのですが、ストックが切れてまして、現在書き下ろし中です。
空想科学祭は字数制限があり、残りの文字数も厳しくなってきましたが、あまり(特に長編)書き慣れていないゆえに文字数の見当がつきづらく、削れないエピソードはどうしてもエンディング近いところなので、そこから書いてるとゆー。
なので、下手すると10/10一気アップ、かも。
締め切りだけは、会社をずる休みしても厳守する所存なので、見捨てずに最後までお付き合いくださいますよう、なにとぞお願いいたします。

Chris01_3

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グッドモーニング、メリー・サンシャイン

拙作、「緑の冠」における章題についての蘊蓄です。

今回のサブタイトルは音楽ではありません。
この作品を書くにあたって、何冊か参考のために父親や親子についての本を読んだのですが、その中に中古書店でたまたま目に付いて買い求めた「ボブ・グリーンの父親日記」がありました。
その原題が"Good Morning, Merry Sunshine: A Father's Journal of His Child's First Year"なのです。
そこからお借りしました(返せないけど)。

ボブ・グリーンは1947年生まれ。シカゴ・トリビューンで24年間、コラムニストを務めました。良い意味でも悪い意味でも人情派のジャーナリストのようです。
「ボブ・グリーンの父親日記」は、1982年6月11日~1983年の同月同日まで、彼の第一子であるアマンダが生まれてから1年間の日記です。
その当時の彼は35歳で、ジャーナリストとしても脂ののった時期で、仕事も多忙でした。
ぶっちゃけ、そんなに育児に協力はしてないのですが、愛情深く、そして冷静さを失わない視点は、 一人の男が父親になっていく過程や、仕事と子どもへの愛情の間での葛藤、母親となった妻との関係などを見事に描き出していて、興味深かったです。
うちの話の主人公はかなり大きいので、あまり参考にはならなかったのですが(笑)

私が読んだのは中公文庫でしたが、昔の本ですし、現在は新刊の扱いはないようなので、興味のある方は図書館などで借りるとよいかもしれません。

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二人でお茶を

拙作、「緑の冠」における章題についての蘊蓄です。

今回は誰でも一度くらいは聞いたことがあるでしょう。「TEA FOR TWO」です。ドリス・デイの歌でどうぞ。

詩の内容を知りたい方は、例のごとく「W&R : Jazzと読書の日々」さんで。

まー、バカップル全開なラブソングですわ。
この曲、歌い手が男性の場合と女性の場合では歌詞が若干違います。女性ヴォーカルだと

Picture me upon your knee,

というところが、男性だと

Picture you upon my knee,

になるそうで。
もうそんなこたどうでもいいよ。勝手にやってくれい。

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オレンジ色の空

拙作、「緑の冠」における章題についての蘊蓄です。
今回はナット・キング・コールの「ORANGE COLORED SKY」から。
まんまです。ははは。
詩の内容を知りたい方は、例のごとく「W&R : Jazzと読書の日々」さんでどうぞ。
夕方の歌なのに、とても明るい曲なんですよね。ぶつかりがてら、一目惚れで恋も始まっちゃうし。
とても11歳とは思わないほど暗くて陰険なお子さまが主人公の色気のない小説にはそぐわないかもしれませんが、ナット・キング・コール好きなんですよ。それだけでもありませんがね。
あ、色気といえば、次回はちょっとだけ色気というか腐り気あります。
よろしくお願いします(いろんな意味で)。

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空想科学祭開催中

「小説家になろう」有志による「空想科学祭2009」が、9/1~10/15まで今年も開催されています。
現在、既に27作が投稿され、レビュー板も盛況を誇っています。めでたいめでたい。

拙作「緑の冠」も連載中です。
本来ぐーたらな自分はそういうの考えるのが面倒なのでやらないのですが、今回はサブタイトルや章題をつけてみましたので、その話を少し。

プロローグの「トラベリン・ライト」はビリー・ホリデイで有名なTravelin' Lightから借りています。

あんたが出ていっちゃったから、あたしは身一つで旅に出るわ
誰もいなくて孤独だけど、あたしは風のように自由
ひょっとしてあんたは戻ってくるかもしれない
でも、そのころあたしは身軽な旅の途中

超アバウトで省略してますが、こんな感じの傷心旅行の歌です。
なんだか中島みゆきが歌ってそうですね(笑)
Travelin' Lightは「身軽な旅」という意味ですが、主人公の軽い旅装と

 大きな窓を模したスクリーンには外部のカメラからのリアルタイム映像が映し出され、巨大な恒星間移動門(スターゲート)や、真空中を行きかうタグボートやシャトルの認識灯が色とりどりに光っている。

という本文中の文章から、「旅する光」と読めないこともないのでつけてみました。
(ううむ。苦しいか。英語弱いんです。すみません)。


第1章の「ブラックバード」というのもやっぱりマイルス・デイヴィスで有名なジャズ・スタンダード・ナンバー「Bye Bye Blackbird」からとりました。ビートルズじゃないんですよ、実は。
私の持ってるCDのはディーン・マーチンのバージョンですが、ジュリー・ロンドンの歌でどうぞ。
歌詞の和訳については「W&R : Jazzと読書の日々」というサイトさんを参考にしていただくとして
「緑の冠」の中でブラックバードに例えられているのは主人公自身ですが、黒い鳥を残してどこかに行こうとしている、歌のほうの主人公にも例えています。
で、このブラックバードというのはどんな鳥だ?というのがまた問題で、「イギリスではツグミ類クロウタドリ」「北アメリカではハゴロモガラスなどムクドリモドキ科の数種の総称」だそうで、ビートルズにしてもジャズ・スタンダードのほうにしても北アメリカなので、後者のほうになります。
しかし、ハゴロモガラスとかムクドリモドキとか、言葉の語感がスマートじゃないじゃないですか。なので、作中では、正確性には欠けますが、クロツグミとしてあります。

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