【映画】天使と悪魔
もともと前作の「ダヴィンチ・コード」にイマイチ感を持っていたので見に行く気はなかったのだが、友人に誘われて映画館で見た。今頃日記に書くけれど。
前作のほうが正直まだマシだった。
コンクラーベの儀式をビジュアルとしてドラマ仕立てで見ることができたのは、それなりに面白かった。
ユアン・マクレガーも好演だった。どうしてもイタリア人には見えなかったけど。
他のキャストも健闘してたと思う。
しかし、台本が酷すぎる!
中途半端なキャラの扱い(反物質を盗まれた研究所から来た女性研究員とか実行犯とか)、ご都合主義なだけでドキドキも説得力もない前半のバチカン市内ツアー、意外性もクソもない真犯人。
だが、それはまだいい。
私が一番突っ込みたいのはクライマックスシーン。
爆発したら直径約800メートル(グーグルマップで調べた!)のバチカンまるごとふっとばして、更にローマ市の一部も吹っ飛ばすであろう反物質の入ったカプセルを発見したとき、時限装置の残り時間は10分を切ったくらいだった。
で、それを教皇選定に集まっていた枢機卿たちを避難させるために待機していたヘリを使って上空で爆発させて事なきを得る、というエピソードなんだけど、ちょっと待て。そのヘリの上昇速度、1分で何メートルだ?
映像を見る限り、どう多く見積もっても1分50メートル。
反物質のカプセルが発見された時点で残り10分だったと仮定して(残り時間はもう少し少なかった可能性が大きい)、それをヘリに運ぶまで1分、ヘリが上昇始めるまでに1分として、残り8分。
垂直上昇だし、ヘリは普通の航空機のように一気に加速することはできない。
だとすると、400メートル上空で反物質は爆発したことになる。
てことは、半径400メートルのバチカンをまるっと吹っ飛ばす威力は大して弱められてはおらず、あの広場に集まっていた人たちが生きてるのはありえない。
このシーンに関しては、他にもツッコミどころはあるらしいのだが、それに関しては私は詳しくないので言及しない。
原作は読んでないのだが、恐らく原作もツッコミどころ満載なのではないか。
台本が酷いのは、一部原作にも責任があるのではないかと思われる。
続編ができたとしても、絶対見にいかないことを心に誓った。
(映画館にて鑑賞。2009/08/16記・再掲)
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