« 【映画】プラダを着た悪魔 | トップページ | 【映画】ライフ・オン・ザ・ロングボード »

【映画】ロード・オブ・ウォー

主人公は、非常に商才に長けた移民の男。
住んでいるのがニューヨークの少々物騒な地域で、偶然、レストランで撃ちあいに遭遇。武器というものの持つパワーに惹かれ、コネを使ってマシンガンを密売するようになります。

そのうち弟を相棒に、海外へも出かけて、中古武器(の横流し品)を売り飛ばすようになります。
もちろん書類だけ体裁調えてはあるものの、非合法です。
主な取引先はアフリカ、南米。

代金代わりにもらったコカインに弟がはまってしまい、一人で仕事をするようになりますが、それでもどんどん商売は繁盛していきます。

やがて以前から憧れていた、地元のマドンナ=今やスーパーモデルを金にあかせた演出でゲット。
その方法は、架空のモデルの仕事話をでっち上げ、密かに貸切にしてあるカリブ海のホテル招き寄せ、ハリケーンのせいで船が出ないことにして足止め。偶然出会ったふりをして、出身地が同じであることをアピールし、2人っきりのビーチで盛り上がる。仕上げにレンタルジェットに自分の名前のついた会社名を描かせてニューヨークまで送り、大実業家だと信じさせる。
いくら高嶺の花のスーパーモデルとはいえ、破産手前まで張り込んで口説くなんて、そのクソ度胸と情熱はたいしたものです。

その後彼はモデルと結婚し、子どもも授かり、誠実な夫として家庭生活もうまくいき、ますます商売も繁盛していきますが、そこに天敵・インターポールの刑事が迫る……というような話です。

主演はニコラス・ケイジ、天敵のインターポールの刑事はイーサン・ホーク。
シリアスではなくタッチは軽妙だけど、色んな意味でエグいです。
かなりブラックです。

例えば、アフリカの独裁者との商談の場で、独裁者がサンプルの銃を手にとって見ていたのを急にぶっ放し、主人公の目の前で衛兵の若者が殺されてしまいます。
そこで叫ぶ主人公。
「なんてことを!」
おお、人間らしい反応じゃないか、と思っていると
「これ、中古になっちゃったじゃないですか! どーしてくれるんですか! 一度使った銃は中古なんですよ!(意訳)」
……おい、突っ込む場所はそこかよ。

印象的なエピソードも多いです。
書類不備のままアフリカの空をジェット機で商品を運んでいると、天敵の刑事が戦闘機でやってきて近くの空港に強制着陸させようとするシーンがあります。
空港に下ろされたのでは証拠である商品を押さえられて完全アウト。大ピンチです。
そのとき主人公は、アフリカの赤土の道路にジェットを強制着陸させ、そのあたりを歩いていた地元の方々に
「試供品ですよ! タダですよ!」
と叫んで、商品であり証拠である武器を全部持っていかせてしまいます。
空港から急いで刑事が駆けつけてきた頃には、証拠はなくなっていますが、刑事もただでは帰らない。
「俺にはお前を24時間拘束する権利がある。24時間拘束したからといってお前が武器の密売をやめるわけじゃないが、そうすることによってお前が売った武器で殺されるはずの人たちが少しでも長く生きていられるはずだ。そのためにお前を拘束する(うろ覚え)」
かくして、操縦士も逃げ出してからっぽのジェットのそばに主人公は手錠かけられてアフリカの大空の下に放置され……ここからが驚愕。
なんと、放っておかれたジェット機から地元の方々がどんどん物を運び込んでいきます。そりゃもうどんどん。
挙句に、一晩でジェット機解体。
翌日、刑事が主人公の手錠を外しにきたときには、ジェット機なんてカゲもカタチも残ってない。
すげえですよ。アフリカって。

その他も主人公の名言多数、考えさせられるシーンも多数。
武器のブラックマーケットの流通と供給の仕組みもわかりやすく描かれ、いろんな意味でおもしろい映画です。
ブラックな笑いが得意な方限定で7.5点。
(レンタルにて鑑賞。2006/11/10記・再掲)

追記:Gyao=Yahoo動画でちょくちょくやってるようなので、チェックしてると無料で見れるかも。

|

« 【映画】プラダを着た悪魔 | トップページ | 【映画】ライフ・オン・ザ・ロングボード »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/521285/48101264

この記事へのトラックバック一覧です: 【映画】ロード・オブ・ウォー:

« 【映画】プラダを着た悪魔 | トップページ | 【映画】ライフ・オン・ザ・ロングボード »