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2010年4月

【映画】シャッターアイランド(ネタバレ注意)

1954年9月、ボストンのはるか沖合に浮かぶ孤島“シャッター アイランド”。精神を患った犯罪者を収容するアッシュクリフ病院で、鍵のかかった病室から女性患者が煙のように消える。捜査のため、この孤島に降り立った連邦保安官のテディと新しい相棒のチャック。だが島内に女性患者の姿はなく、島外へ脱出した形跡も見あたらない。いったい彼女は、どこへ行ったのか? 唯一の手掛かりは、彼女が部屋に残した1枚の紙切れ。そこには、「4の法則」と題した暗号が記されていた…。
goo映画より転載


のっけからネタバレいきまーす。

たぶんふつーに見れば、病院ぐるみで妄想を現実として演じることで主人公のテディを正気に戻す実験をしたものの失敗に終わった、という風に見えるはず。
ところが、ラストシーンで主治医を相棒と呼び、「怪物として生きるのがいいのか、善人として死ぬのがいいのか?」と問いかける彼の目つきはどう見ても正気。
そこでひっかかる人は、もやもや~っとするんだろうと思う。
ひっかからない人は、素直に「かわいそうにやっぱり狂った状態に戻ってしまったのね」と思うのでしょう。

これは、洗脳実験に関する映画です。
ミステリーや謎解きの類じゃありません。

映画の中に出てくる主人公の過去やトラウマは幻覚や夢のシーンが多く、どこまでが本当でどこまでが妄想なのかはっきりしません。
しかし、おそらく、彼にとって大きなトラウマとなったダッハウの収容所での出来事、妻が子どもを殺し、その妻を主人公が殺したということは事実なのだと思います。
ノリス(C棟にいた男)がシャッターアイランドに収容され、それから一般社会に戻され、「怪物のような」事件を起こしてシャッターアイランドに戻ってきたのも事実だと私は思います。

それからおそらく、主人公は脳を外科的にいじられてます。
額のばんそうこうはその手術の傷跡を保護していました。
院長はロボトミーは保守派のすることだ、自分は進歩派だからしない、と言っていました。
ロボトミー手術のメジャーな方法は、「局所麻酔をかけ、眼球と瞼の間から前頭葉部にアイスピックを差し込み、これを左右に動かして前頭葉に水平に切り込む」そうで、それならば額(左の眉尻の上あたり)に傷がつくはずはありません。
多分、衝動的な行動に出やすくなる、そしてその衝動的な行動を自制することが困難になるような脳の部位を破壊される外科手術を施されたのではないかと思います。
その上で、「正常」になったとみなされて、一般社会に戻されたらどうなるか?
ノリスの二の舞――新たな「怪物」の誕生です。それも創られた。

少し前、「マインド・ウォーズ 操作される脳」(ジョナサン・D・モレノ著/アスキー・メディアワークス刊)という本を途中までですが読みまして、アメリカはマインド・コントロール実験でかなりえげつないことをやってます。
グアンタナモ収容所での拷問は、実際やっていた兵士たちは、自分が何のためそれをやっているかはよくわかってなかったらしいですが、見る人が見れば、尋問だったかマインド・コントロールだったかの手法なんだそうです。
社会保障局だったっけ、そのあたりが脳科学者にお金だして洗脳などに使えそうな基礎研究をやらせていたのも本当。
初期の心理実験は相当に危険なものもあったようで、ユナボマーとして有名な連続爆破犯セオドア・カジンスキーも心理学の実験に参加してからおかしくなってしまったそうです。
カジンスキーの参加した実験は、前述の「マインド・ウォーズ」によると、過度のストレスを与えられるものだったと記憶してるのですが、現在ならまず表立ってはできない凶悪な実験であることは確かです。

というわけで、シャッターアイランドの主人公は狂ったふりをし、島から出ないことで「善人として生きる」=ロボトミー手術を受けることを決意し、あのようなセリフを言ったわけです。
なぜロボトミー手術をするかというと、すでに脳みそ弄ってるから、薬ではどうこうできない。ささいなことで興奮して凶暴化する可能性がある。だからロボトミー化するしかないというわけです。

なんか読み違えてる人があまりにも多いみたいなので、ざくっとネタばらししてみました。
ま、これも私の妄想かもしれませんけどね。
ふははははは。

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【映画】バットマン・ビギンズ

キャストはやたら豪華でしたが、映画としては特に可もなく不可もなく、といった感じ。
話というか、作中何度も繰り返される復讐と正義についての一連のやりとりは、バットマン=アメリカの正義論のようで、イラク戦争の言い訳を延々聞かされているような気がしました。エンターテイメントとしてはちょっと歯切れが悪かったです。
良かったのは、執事とやる気のなさそうな刑事と悪役精神科医。
しかも刑事はかなり好きなはずのゲイリー・オールドマンだった。わからんかった。でも、ゲイリー・オールドマンは映画ごとに雰囲気違いすぎて、最近は特に見るたびに顔がわからなかったりするからしかたない(言い訳)。
おまけに、悪役精神科医は「28日後…」のにいちゃんですか。及川ミッチーみたいなちょっとトカゲみたいな冷血動物的変態っぽい雰囲気で、ぜんぜんわからなかったです。
ぜんぜんわからなかったついでに、社長役はルトガー・ハウアーでした。ブレードランナーの凶悪レプリカントが、ヒッチャーの連続殺人鬼が、恰幅よくなっちゃって……。
渡辺謙はチョイ役扱いです。しかも渡辺謙のよさを引き出せてない。あれではハリウッドの他の映画からオファーが来るとは思えない。せめてブラック・レインの松田優作レベルのかっこよさは欲しかった。
監督はメメント、インソムニアのクリストファー・ノーラン。
メメントはすごくよかったんだけどねえ。バットマン・ビギンズが悪いというわけじゃないけど、メメントの監督ならもうちょっとなんとか……という気もする。
(映画館にて鑑賞。2005/06/22記・再掲)

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【映画】PARTY7/恋の門

両親が旅行に行くというので実家に召還されましたら、たまたまスカパーで「PARTY7」をやってました。
前も見たことあったんだけど、キャプテン・バナナこと原田芳雄と浅野忠信の嬉しそうなノゾキ談義のシーンと、すごく変だけど面白い作品だったという記憶しかなく。
ちょうど浅野忠信好きの友人に「PARTY7」って変だけど面白いよ!という話をしていたばかりだったので、も一度見直すことにしました。
やっぱ好きだな。こういうの。細かいエピソードで笑えます。
まともな登場人物がほとんど出てこない。まともなのはヤクザの金奪って逃げたチンピラ役の永瀬正敏かもしれないけど、組の金奪って逃げてる時点でまともじゃないし。
その翌日、別の友だちと会ったので、ストーリーのアウトラインを聞かせたら、「ごめん、私にはその映画は理解不能だ」と言われました。

で、次に見たのがDVDレンタルしていた「恋の門」。
やっぱり変な人しか出てきてなくて、キャストがさりげなく豪華。三池崇史とか塚本晋也が脇役で出てたりして。
実は全く期待せずに見てたんですが、ヒロイン役の酒井若菜が非常によかったです。乳でかいし、かわいいし。
個人的には主人公・門との初エッチ後のキレながらの告白のシーンがすごく好きです。
主人公の門は松田龍平。若手では好きな俳優さんかな。難しい漫画芸術家という役柄を上手くこなしてたと思います。で、彼の作る漫画芸術作品を私は理解できない凡人の私のわけですが、あれってどこらへんがマンガなの?
あと、マンガバーの謎の常連客・小島聖もよかったです。
しゃべり方変で、でもこういう人いるよな、というリアリティがあり、かつエロい。
情事のあとで目が覚めて彼女の顔を見ると、額に見開いた目が描いてあるのです。ほんとーに変な女の役でした……。

変な日本映画って音楽が良いのが多いような気がします。
監督が好き勝手やってるから選曲も好き勝手なんでしょうか。
好き勝手やってるから変な映画になるのかもしれませんが、もう自分も大概の物語のパターンというのは賞味し尽くしているので、王道なストーリーラインでこられるとよっぽどじゃないと評価できないらしくケチつけまくってしまうんです。同系統のネタなら誰それのなんとかの方がおもしれーよ!とかどうしても思ってしまうんですよね。
こういう変な映画だと、あんまりストーリーのつながりとか気にしなくてもいいし、面白ければノリがよければOKみたいなのがあって、評価が高くなってしまうのかもしれません。
(テレビとレンタルにて鑑賞。2005/11/14記・再掲)

 

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【映画】プロミス-無極

見てまいりました。
話はふつーです。寓話なので、驚くような展開とかありません。ありきたりです。
ただ、キャストは豪華でしたねえ。
傾城(セシリア・チャン)は根性悪そうな感じでよかったです。時々顔だけ白く塗りすぎてましたが。
崑崙(チャン・ドンゴン)はちょっと萌えましたねえ。なんだか映画版の電車男を思い出してしまいました。キャラ的に無垢っぽいとこが似てるのでしょうか。でも電車男には萌えるには至らなかったんですがねえ?
無歓(ニコラス・ツェー)最高でした。悪辣非道な美形悪役っぷり、ステキです♪
指を差した形の黄金の差し棒みたいなので、時々笑わかせてくれるのもとってもヨカッタです。
笑わかしてくれるといえば、崑崙の走りっぷりもすごかったですね。あれはちっとやり過ぎじゃないかと。
真田広之は中国語でも真田広之でしたねえ。もうちょっと将軍、かっこよくてもよかったような気がします。これは真田広之の問題じゃなくて、演出とか脚本の問題ですが。
衣装もキレイでしたね。将軍の鎧とか赤くてキレイだったなあ。
で、衣装についてなんですが、傾城の着てるキャミソールみたいなやつって、ほんとは金太郎腹掛けなんですよね?
確か昔の中国の女の人は寝るときはすっぽんぽんに金太郎腹掛けって聞いたことあるんですよ。
映画見ながら、これってセクシーキャミに見えるけど、実は金太郎腹掛けなんだなあと思っていたらおかしくておかしくて。
あと、自分はワイヤーアクションはあまり好きじゃないというのがわかりました。
設定が神様とか幽霊とかいうのならまあわかるんですが、人間が人間ではできない動きをするときの違和感ていうのがどうも気持ち悪くて。
ワイヤーアクションだと小説書くときの参考にもならないしね。
(映画館にて鑑賞。2006/02/21記・再掲)

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【映画】フライトプラン

前半サスペンスとしてはちょっと中途半端な気もしないでもない。私が監督だったら絶対に冒頭で棺の中は見せませんね。
何故ダンナが死んでしまったのかとか、何故その便だったのかとか、その辺の理由づけもちょっとこじつけっぽいかな。
後半はいやおうもなく盛り上がるので、それで点数上げてあります。女の人が暴れる映画は大好きなんです。

ジョディ・フォスター相変わらず手堅いんですが、老けたなあ、さすがに。
あとね、この映画で私は「こんなにも眠そうな顔を元からしている人は初めて見た!」という人がいました。保安員役の人なんですが。
ハリポタのロンとか、Xファイルのモルダー捜査官も眠そう系の顔ではあるんですが、あれを1徹くらいとすると、彼は2徹か3徹くらいやってそうな顔です。ほんと今にも寝そうな顔です。

いやぁ、飛行機の中(客席じゃなくて)ってあんな感じなんですね。思わず探検したくなりました。そして、最近の飛行機って頑丈なんですねえ。びっくり。
映画はフィクションなので描かれていることや劇中の台詞を鵜呑みにするのは危険ではあるのですが。
遺体を納めた棺ってX線検査しないんですか?それはないんじゃないかって気もするんだけど。
9.11以降、乗客の数が合わなかったら、すぐに最寄の空港に着陸するようになってるってのはほんとなのか?
あまり飛行機(特に国際線)には縁のない生活を送っているので色々興味深かったです。
(映画館にて鑑賞。2006/02/22記・再掲)

追記:眠そうな保安員の方はピーター・サースガードさんです。「ジャーヘッド」でも重要な役どころで出てました。

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【映画】海猿

1作目のほうです。まだ見てなかったんです。
近々2作目上映されるということなので、ああ、そういえばと思ってレンタルしてみました。
点数2。
「暇で仕方なかったら見てみれば? 」レベルです。
いや~滅多に出ませんよ、この点数は。
なぜあの原作をここまでかったるい、つまんない盛り上がりに欠ける展開にできるのか不思議で仕方ありません。
そしてあの工藤をどうしてあんな狂言回しだけのキャラクターにしてしまうんだ?
三島はただのイヤミ君だし。
テレビドラマのほうは面白かったと一緒に見ていた母は言っておりましたが、2作目見る気が消滅しました。
多分、映画館には行かないと思います。
(レンタルにて鑑賞。2006/02/27記・再掲)

追記:原作は本当によかったのに……weep

 

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【映画】THE 有頂天ホテル

点数は6.5。
フライトプランと同じくらいですね。
まあまあです。
個人的には「12人の優しい日本人」の方が好きですけど。
最近、篠原涼子がお気に入りなんですが、やはりよかったです。
そして、オダギリ・ジョーもよかった。
最初にクレジットあったからどこに出てるんだろうと思ってたけど、わかんなかったというか忘れてた……。
今のところ、オダギリ・ジョー出演作にはハズレがないです。
さーて、SHINOBIはどーなのかなー?

んで、笑えることは笑えるんだけど、どうも気持ちよくないんですよね。
すっきりしない。
なぜかというと役所公司と松たか子がホテル従業員として、仕事を全うしてないからなんですね。
確かに、松たか子が佐藤浩市に言う台詞はカッコイイですよ。
でも、彼女はそれ以前に客の衣服や装飾品を身につけ、同僚に仕事を押し付け、職場放棄してたでしょ? あの忙しい年末の夜に。
役所公司も元妻にええかっこしてみせたい、その気持ちはわかる。けど、その結果ってすごくみっともないでしょ。
最後の客の前で生瀬勝久どつくとこも最低ですね。流れからいえば気持ちいいんだけど、客の前なのになにやってんですかね。みっともない、と私は思ってしまいました。
私はプロの仕事人が好きなんです。
彼らがプロのホテル関係者として仕事をしてくれていたら、もっと気持ちよく映画館を出ることが出来ただろうにと思うと少し残念です。
ま、それを置いても、楽しい笑える映画ではありますので、見ても損はないと思いますよ。
(映画館にて鑑賞。2006/02/27記・再掲)

追記:SHINOBIはスカだったという噂を聞いて、未だに見ていません。オダギリジョーはともかく、シリアスな仲間由紀恵はどうも期待できない。

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【映画】ジャー・ヘッド

戦争映画といっても、エンターテイメント系とそうじゃない系があるわけで、これはかなり笑いましたが(あんなに笑っていたのは映画館の中で私だけだったかもしれん)そうじゃない系です。
すっきりするわけではありません。
でもいいんです。そういう映画じゃないというか、日常生活とか人生ってそういうものですから(謎)

戦争映画では戦場の中の狂気というものがよく描かれたりしますが(地獄の黙示録とかフルメタルジャケットとか)、あれは生死の狭間でストレスに押しつぶされそうな戦場だから狂気に走るのかと以前は思っていましたが、多分違います。
戦場という、人間が持ってる多様性とか個性とかシチュエーションとかその他の複雑な要素が、生きるか死ぬか(あるいか殺すか殺されるか、敵か味方か)ということを軸にした非常にシンプルな構造の世界でそぎ落とされていき、日常に埋まったり隠れたりしている狂気が露呈されていくだけなのかもしれません。
そして露呈された狂気を抱えて、その後、戦場ではない社会の中で、どうやって人は生きていくのか。または死ぬのか。
忘れるという選択肢がないのは確かです(記憶喪失という裏技を使わない限りは)。

監督はアメリカン・ビューティの人なので、あれが好きな人は好きだと思います。万人ウケはしないと思います。
CGなのかもしれませんが、非現実的なほど砂漠の赤い空の色や、燃える油田など、幻想的で美しかったです。
(映画館にて鑑賞。2006/03/02記・再掲)

追記:自分の中では現在のところ、ナンバーワン戦争映画はこの作品です。
映画館で見て、レンタルでまた見て、やっぱり大好き。やっぱりDVD買おう!

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【映画】ナルニア国物語-第一章

友人と見てきました。
子どもと一緒に安心して見れる映画ですね。オトナとしては多少物足りないところもあるけども。
白い魔女のクールビューティっぷりにはちょっと萌えました。
5点。
で、帰りに、人馬の場合ならの負傷した馬を捨てて人間だけで戦えるけど、ケンタウルスは攻撃される面が大きいし、胴体部分をやられたらアウトだから戦争(騎馬戦)に向かないと私が力説していると、友人は言いました。
友「鍛えてるから大丈夫なんじゃない?」
私「そういやいい体してたよねー」
友「マッチョだったよねー」
私「でもどうやって鍛えてるのかな。腹筋とかして?」
友「……ケンタウロスが腹筋? どうやって?」
だれか、ケンタウロスの筋トレ方法(特に腹筋)を教えてください。
(映画館にて鑑賞。2006/04/02記・再掲)

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【映画】ブラック・ダリア

仕事で煮詰まっていたのと、無料スタンプカードを持っていたので、気分転換に行ってまいりました。
実は原作持ってます。途中まで読んで、たぶんどこかに埋まっているはず。

音楽とか色調とか、あーデパルマだなあって感じで悪くないです。
キャストはよかったです。
スカーレット・ヨハンソンはああいう時代のコスチューム似合いますね。時折みられる小悪魔的表情もよく、ぐっと心を掴みたい殿方のいらっしゃる方は研究対象にされるとよいかも。

ヒラリー・スワンクのビッチぶりはなかなかのもの。
この人、ボーイズ・ドント・クライを見たのが(多分)最初だったので、以後何を見ても女装したゲイ(しかも若いころのウィリアム・デフォーの)にしか見えないのでありますが、気合いで悪女を演じてます。男食い殺しそうな迫力はある。

カウガールブルース(これもかなり変な映画だった。そして変なちょい役でキアヌ・リーブスが出てたりする)の音楽で惚れ、アンジャニュウも大好きなアルバムであるところのk.d.ラングの歌声が意外なところで聞けてうれしかったです。レズビアン・クラブの歌手だなんて「まんまやないけー」と一人で突っ込んでましたが。

ジョシュ・ハートネットも悪くなかったです。
他にも、最近では珍しくなった長回しのシーンなど見ごたえもあるんですが……。

なーんでこんなにかったるいんですかねえ。特に前半。
私はミステリやエンターテイメントはテンポがよくないと駄目なので、そのつもりで見たのが敗因かも。
途中で私がほったらかしてるくらいですから、原作自体がかったるいのは確かです。どっちかというと当時の風俗とか雰囲気とかを原作者は語りたい人なのかもしれない。(でも同じ原作者の映画LAコンフィデンシャルはテンポよかったんだよなあ)
なので、この映画を見に行くときは、当時の雰囲気とか(たまたま署内の警察官に元ボクサーが2人いたからってそいつらに試合させて票を集め、公債を発行するなんて現在ではありえん)、真面目な主人公が巻き込まれてドツボにはまっていく様を堪能することを鑑賞のポイントにするとよいかも。
というわけで、今回は5.5点。
(映画館にて鑑賞。2006/10/20記・再掲)

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【映画】かもめ食堂

新しい映画館ができて、特別上映のような形で現在上映中ということで行ってきました。

ノルウェーの港町になぜかある「かもめ食堂」。
オープンして1ヶ月というもの誰も客の来ない店の中で店主のサチエがせっせとグラスを磨いていると、一人の青年がやってきます。
日本語を勉強しているらしいその青年は、なぜかガッチャマンの出だしを歌い、続きを知ってますか?と聞かれるものの答えられないサチエ。
誰だ誰だ誰だ~♪……なんだっけ?とエンドレスリピートしながら町を歩くうちに、本屋で日本人旅行者ミドリを発見。ガッチャマンの歌を突撃インタビューで聞き出し、お礼にと自宅へとミドリを招く。
その後特に時間も目的も定めることなく旅をしていたミドリはかもめ食堂を手伝うことになり、色んな人がやってきて、だんだん客も増えてくる……。

というような話です。
軸になるような強いエピソードとかはないんですが、なんとなくで流れていく話でも大丈夫な人向きです。
誰でも楽しめるという映画ではないかもしれません。

色彩がとてもきれいです。市場のテントや野菜や果物や、空や部屋の内装や森の緑色など、おしゃれな感じで、服や小物もちょっと70年代かな、そういうテイストがありながら可愛い。アメリとか好きな人は絶対好きですね。

なんといっても特筆すべきはもたいまさこ。いいですよー。とてもかっこいいです。
邦画の中であんなにかっこいい女の人って「リターナー」の樹木希林くらいですか。

小林聡美演じる主人公のサチエという女性は妙にポジティブで、何も考えてないのか大人物なのかどっちなんだろうという感じです。
そして、なんだか友だちの誰かに似てるような気がするんですよね。
それはリアルな意味ではなくて、錯覚なんですが。

食堂がメインの舞台ですから、おいしそうな食べ物がたくさん出てきます。手でちゃんと握った大きめのおにぎりとか、唐揚とかトンカツとか、大きなじゃがいもがごろごろしている肉じゃがとか。
シナモンロールとコーヒーは、絶対食べたくなります。
腹を減らして行くほうがいいかもしれません。

今回の点数は7。
うち1点分はもたいまさこです。
(映画館にて鑑賞。2006/10/22記・再掲)

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【映画】16ブロック

本来なら立場が正反対の2人が、訳あって別の勢力に追いかけられ協力しながら逃げるという、典型的な呉越同舟バディもの(勝手に命名)といっていいでしょう。
こういう話というのは、必ず、出会った当初は全然知らない者同士で、逃げる道中でお互いを知り、信頼していくというロードムービーの様式を踏襲しています。

16ブロックは役者がよかったんですよねえ。
ブルース・ウィリスも敵役もいいんですが、相方の護送犯(モス・デフ)がよかった。頭のネジが数本抜けてる電波系の癒し系といいましょうか。非常にキャラが立ってました。
でもこの人、インタビューとか聞いたらめっちゃ頭良さそうなんだろうなあとか思ったりもする。
けちをつけるとすれば、ブルース・ウィリスの腹が作り物っぽく感じたところですか。上半身鍛えてるのわかり過ぎ(笑)
ぼてぼてに見えるようなアンダーウェアを着るか、腹をもう少し「ひょっとしてブルース・ウィリス腹出た?」レベルで抑えておくべきでしたね。

ストーリーの骨格はありふれた話だし、警察署から裁判所まで16ブロック護送していくだけの話なので派手な爆発とアクションとかCGとかあるわけじゃなくてかなり地味なんですが、そのドメスティックさが却って新鮮というか、この手があったか!という感じで、100年経ってもほぼまんまでリメイクできるネタだなと思いました。

ハッピーで前向きな終わり方が多いという理由で、私はロードムービーが大好きでして、点数が甘くなりがちです。
というわけで、今回の点数は8点。
明るく前向きに気分転換したいときはお勧めの映画です。
人生はやり直せるんですよ。
(映画館にて鑑賞。2006/10/29記・再掲)

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【映画】ワールドトレードセンター

最近のキリスト様は、ペットボトルで水持ってきてくれるらしいです。時代は変わったもんですねえ(しみじみ)

というわけで、ワールドトレードセンター、実は8日に見たのですが、仕事で煮詰まってたのと、その憂さ晴らしに映画ばっかり行ってたのでなかなか感想書く暇も気力もなかったのです。

本当は同じ911ネタのユナイテッド93が見たかったのですが、墜落した飛行機の話なので生存者0というのがわかっていて暗い気持ちになり、一人で見に行くのが嫌で、一緒に行ってくれる人を探しているうちに上映が終わっていたという次第です。

今回は同じ911ネタでも生存者の話だし、と思ったら、監督がオリバー・ストーンじゃないですか。
オリバー・ストーンは個人的に合わないんですよ……。
役者さんはよかったとしても、映画としてよかった!感動した!ということがない。
なーんか大味というか、ツボがことごとく外れてるというか。金返せとまではいきませんけどね。

でも、友人に誘ってもらったし、ニコラス・ケイジが出てるし、生き残った話だからハッピーエンドだろうと思って行きました。
点数5点。

実際の911当時のニュース画像なども取り入れてあるので、家にテレビがなくてほとんど当時のニュースを動画では見ていない私にとっては「こんなだったのか…」という感慨はありました。

途中でブッシュ大統領の演説の音声も入るんですが、あの時、あの場で、大統領としてあの事件に関わった人間の言うことが、こんなにも上っ面にしか聞こえないなんて……。思わず笑ってしまいました。きっと隣で見ていたKさんは不審に思ったことでしょう。

ビルが崩れるまでは「いつ来るか?いつ崩れるんだ?」という緊張感があっていいんだけど、それから後がが長すぎるのが問題ですね。
残された家族の様子は家庭愛万歳でよいですが、埋まってる本人たちのシーンが長すぎるわけですよ。埋まって身動きとれない状態になってるから、当然動きがなくて、お互い無事を確認し、励ましあうために叫びあってるだけ(途中で上が火事になって燃え盛る瓦礫が隕石のように落ちてくるにしても)なので、そのシーンがちょっと長くなるとかったるくなってくる。
トータルであと15分くらい短いほうがよかったような気がします。

それと、最後に感謝パーティのシーンを持ってくることによって、911を過去のものにしているように感じます。
それは悪いことではないんだけども、それでいいのかなという気もします。
この映画、家庭回帰はテーマにしているけど、はっきりと反戦を主張してるわけではないと思います。
家族愛っていいね、生きて帰ってきてよかったね、みんなありがとう、ってそれだけで、作り手として伝えなくてはいけないその他のことを誤魔化してるような気がします。
(映画館にて鑑賞。2006/10/30記・再掲)

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【映画】父親たちの星条旗

元々スピルバーグが映画化権押さえていたのを、イーストウッドが原作にほれ込んで交渉したら「先輩、監督やっていいっスよ」ということになって出来上がったのが、この作品。
スピルバーグも製作として参加していて、プライベートライアンの技術がさらにパワーアップして生かされているらしい、ということで期待しつつ、11月1日の夜、見に行って参りました。

先の日記にも書きましたが、いい映画です。ただし、かなりわかりにくいので、6点。
大きなスクリーンもよいですが、レンタルしたりして何度か見たほうがわかりやすくてよいかもしれません。

主要な登場人物は3人。その中でも特に主要な人物は、後に葬儀社を経営することになるドクこと衛生兵ジョン・ブラッドリー。
年老いたドクが病に倒れ、その息子が荷物を整理しているときに見つけた写真や勲章などについて調べていく、というのが根底のストーリーらしいですが、それに沿って話が流れていくわけではないし、色んな人や人名が出てきます。おまけに現代では年取ってるので、若い頃の誰が現代の誰やらわからず、ますます混乱していきます。
ちなみに主要な登場人物のあと2人は、インディアンのアイラ・ヘイズ、お調子者のレイニー・ギャグノン。
見に行く方は、胸を抑えて倒れる葬儀社の社長=ドク、アイラ、レイニーをメインにおさえておくとよいです。

主要の時系列は、硫黄島での戦闘、その後ヒーローとして国債購買キャンペーンに参加させられている頃、老後(現代)。
これらがフラッシュバックやらカットバックやらでぐちゃぐちゃで時系列の中でも時間が前後したりして、映画を見ている人に対する何かの試練か挑戦のような気がしてくるほどです。

でも、ネタは非常にいいんですよ。
「硫黄島の星条旗」(ジェイムズ・ブラッドリー、ロン・パワーズ共著)で文春文庫で出ているので、見かけたら読んでみたいです。

戦争のバカバカしさは、人がたくさん亡くなる無残な戦闘シーンだけに感じるものではありません。
ご都合主義で半分デッチあげのような、空虚なヒロイズムに満ちた平和な本国のお祭り騒ぎの中で、無力感にとらわれていく若い主人公たちが哀れでなりません。(例外もいますが)
スピルバーグが参加してるから派手かと思っていたら、意外なほど抑え目だった戦闘シーンも迫力はあってよかったし、ラストシーンの映像と台詞は心に染みます。

映画ではがんばってましたが、硫黄島で(というより太平洋戦争の陸戦で)アメリカ軍の被害が甚大だった理由の一つは、銃は持てども撃てなかった、からだそうです。
なので現在では、反射的に撃つように訓練しているそうです。
戦場で生き残るためには必要なことなのかもしれませんが、そのせいで起きている不幸な事故はないのか。気になります。

あとグロに関しては、プライベートライアン(のノルマンディ上陸シーン)がダメな人はダメです。ああいうシーンは少なくはないです。
一箇所、壕の中に入って行ったときに、懐中電灯で一瞬照らされる自決した日本兵の遺体。あれは本当に悲惨でした。
それらが誰なのか。どんな人生を背負っていたのか。
12月に公開される「硫黄島からの手紙」の伏線ではないかとちょっと思ってます。
(映画館にて鑑賞。2006/11/06記・再掲)

 

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【映画】東京ゾンビ

浅野忠信がアフロで、あの哀川翔がハゲヅラですよ。
これが見ずにおられようか!
というわけで「変な映画好き」の発作が起こってレンタルしました。
変な映画でも特に小ネタに走った作品が好きな私にとっては、少し小ネタ足りないかな。
点数は…5.5くらいでしょうか。

原作は読んだことないのですが、よくぞここまでべたな展開でいったものです。感心するとともに、清涼感さえ覚えます。

映画前半の、師匠であり相棒であるミツオ(哀川翔)に対する「みっちゃ~ん」というフジオ(浅野忠信)の呼びかけ。お前らデキてんのか?実は新婚さんだろ?!と毎度突っ込みいれたくなりました。
ほとんどホモの領域に足を突っ込んでいるのに、本人たちの自覚ない成人男性の友人同士っていますよねえ。
あーゆー感じです。

そして映画後半で、そんなフジオにやんわり迫る真性ホモのゾンビ・ファイト・レフェリーを、古田新太が好演しています。
古田新太いいですよねえ~。変な役が上手い。
最近お気に入りの俳優さんです。
もともとは舞台の方らしく、当地のような田舎ではなかなか観劇もままならないもので近年知ったわけですが、もっと映画にも出てほしいものです。

ストーリーとか詳しいことは、こちらに載ってるんで、興味があったら見てみてください。
(レンタルにて鑑賞。2006/11/07記・再掲)

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【映画】イヌゴエ

★微妙にシモネタがあります(内容は真面目ですが)ので、耐性のない方、もしくは食事前・中の方は下の方を見るときはご注意ください。

最近のお気に入り俳優の一人である遠藤憲一が、「おっさんくさい関西弁でしゃべる犬」の声をあてているとなれば、見ないわけがない。
点数5点。
フレンチ・ブルドッグめちゃめちゃ可愛いです。
50万かぁ……(子犬のほう)

主演は山本浩司。
顔は地味というか、ほんとどこにでもいそうな人なんですが、それだけに出来る役の幅は広そうです。
ただ、この映画の主役がなんでこの人なのかはよくわかんないですねえ。上手いんだけど、主役としての華はないんですよねえ。
どっちかというと、名脇役として活躍してほしいタイプかな。
意外と遠藤憲一とは同じ映画に出てます。たまたまかもしれませんが、今年になってから見た「DV」「魁!クロマティ高校」でもこの2人は見かけました。

で、遠藤憲一。
この人、顔怖いんですよね。
こういうタイプ、好きなんです。笑っても笑顔が却って怖いみたいな。サミュエル・L・ジャクソンとかね。
映画で顔を見ているともっと若いイメージですが、声だけ聞くとほんとーにおっさんです。作ってるのかもしれませんけどね。
犬(フレンチ・ブルドッグ)はかなり可愛いので、ギャップあり。

主人公の職業を臭気鑑定士にしたのは珍しいかもしれません。
他人に対する心の壁や拒否感みたいなものを表現するのに、いつでもマスクしないとダメな匂い過敏男という設定は、悪くはないんだけど、もうちょっと上手い使い方やエピソードがあればなと思います。
他人の匂いを許せないというのは、延長して考えれば他人の存在そのものが許せないということで、そんなやつは恋人に浮気されるのも仕方ないでしょうね。恋人も居心地悪かっただろうし。


ここからがシモネタです。


自分のうんこの匂いって、臭いけど、平気ですよね。
耐えられない!ってことはないですよね。
耐えられなかったらトイレ行けませんし、そしたら生きていけないし。
でも、どうして他人(自分以外の人間)の排泄物の匂いって「すごく」嫌なんでしょうね?
うんこが臭いのは当たり前、クサイのが嫌なのは当たり前、アンモニアの匂いが不愉快になるのは当たり前、というのは置いといて。

自分の体臭、唾液の匂い、排泄物の匂い、その他の体液の匂いって、共通するものがありませんか? 自分の匂いという確固たるトーンといいますか。
香水の研究家のお父さんを持っていたという人が、男性用だけではなくて女性用の香水も研究のためにつけていたけれども、やっぱりそれは○○という香水をつけたお父さんの匂いなのだ、というような文章を書いているのを読んだことがあります。

動物が安心するのは、食ってるとき、寝てるとき、生殖活動してるとき、そして排泄してるとき、なわけです。
そんなところに見知らぬ他者がやってきたら、すぐに緊張します。
敵かもしれませんから。
人間は普通の動物のように鼻はよくはありませし、体臭もきつくはないので、通常の生活をしているときに、それほど他者の匂いを感じることはないと思います。
ただ一つ、トイレを除いては。

自分のテリトリーに自分の匂いがするのは良いことで安心できることなのです。だから自分のうんこの匂いは平気なのです。
しかし、安心して排泄を行うべき場所に、たとえ家族・配偶者といえども他者の濃厚な匂いが充満していると緊張し、それが不愉快さを生み出すのではないでしょうか。
問題は、臭さではなくて、他者の匂い・存在感、それを感じる人間の動物としての原始的本能というわけです。
最近では消臭スプレーなんかもありますけどね。

こんなつまんないこと真面目に考えてる自分て……とたまに前のめりになりたくなります。
(レンタルにて鑑賞。2006/11/08記・再掲)

追記:テレビドラマ化もされたようですが、映画のほうです。
「魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE」は個人的にはツボに入りまくりました。アニメも少し見ましたが、これ(実写)はこれでよいものでした。

 

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【映画】ライフ・オン・ザ・ロングボード

種子島が舞台だというので借りてみました。
大杉漣主演だし。
(どこまでもおっさん好き、脇役好き)

若い頃、瞬間的にサーファーだった定年退職した元経理部長代理が、死んだ妻が「サーフィンやってるあなた、かっこよかったわ」「種子島につれてってやる、なんて言ってたわねえ」と言ってたことを思い出し、何をトチ狂ったか、いきなり種子島に行って(住んで)サーフィンやる話。

話ぬるいです。
エピソードの作りこみ甘いです。
盛り上がりに欠けます。
サーファーなのに、あれだけ海入ってるのに、髪が潮焼けしてないし。
伝説の大波が来て、主人公たちがその波に向かって歩いていく、そこで止めますかw

キモは定年退職した男が思い切って生活刷新、結果楽しく余生を送るっていうのなんで、近い境遇の方や、サーフィン好きの方が見れば、もっと感動できるんでしょうが。

でも、ただの思いつきで始めたとしか思えないサーフィンだけども、主人公は一生懸命で楽しそう、なのはよいことです。
年齢関係ないことなんですが、楽しそうにしてる人っていいですよね。

そういえば、大杉漣、物語の後の方で、ちょろっとイントネーションがおかしい(鹿児島弁ぽい)ところがあるのですが、そういう細かい演技はやっぱりベテラン、すごいなあと思いました。

点数3。テレビ放送で十分でしょう。
(レンタルにて鑑賞。2006/11/09記・再掲)

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【映画】ロード・オブ・ウォー

主人公は、非常に商才に長けた移民の男。
住んでいるのがニューヨークの少々物騒な地域で、偶然、レストランで撃ちあいに遭遇。武器というものの持つパワーに惹かれ、コネを使ってマシンガンを密売するようになります。

そのうち弟を相棒に、海外へも出かけて、中古武器(の横流し品)を売り飛ばすようになります。
もちろん書類だけ体裁調えてはあるものの、非合法です。
主な取引先はアフリカ、南米。

代金代わりにもらったコカインに弟がはまってしまい、一人で仕事をするようになりますが、それでもどんどん商売は繁盛していきます。

やがて以前から憧れていた、地元のマドンナ=今やスーパーモデルを金にあかせた演出でゲット。
その方法は、架空のモデルの仕事話をでっち上げ、密かに貸切にしてあるカリブ海のホテル招き寄せ、ハリケーンのせいで船が出ないことにして足止め。偶然出会ったふりをして、出身地が同じであることをアピールし、2人っきりのビーチで盛り上がる。仕上げにレンタルジェットに自分の名前のついた会社名を描かせてニューヨークまで送り、大実業家だと信じさせる。
いくら高嶺の花のスーパーモデルとはいえ、破産手前まで張り込んで口説くなんて、そのクソ度胸と情熱はたいしたものです。

その後彼はモデルと結婚し、子どもも授かり、誠実な夫として家庭生活もうまくいき、ますます商売も繁盛していきますが、そこに天敵・インターポールの刑事が迫る……というような話です。

主演はニコラス・ケイジ、天敵のインターポールの刑事はイーサン・ホーク。
シリアスではなくタッチは軽妙だけど、色んな意味でエグいです。
かなりブラックです。

例えば、アフリカの独裁者との商談の場で、独裁者がサンプルの銃を手にとって見ていたのを急にぶっ放し、主人公の目の前で衛兵の若者が殺されてしまいます。
そこで叫ぶ主人公。
「なんてことを!」
おお、人間らしい反応じゃないか、と思っていると
「これ、中古になっちゃったじゃないですか! どーしてくれるんですか! 一度使った銃は中古なんですよ!(意訳)」
……おい、突っ込む場所はそこかよ。

印象的なエピソードも多いです。
書類不備のままアフリカの空をジェット機で商品を運んでいると、天敵の刑事が戦闘機でやってきて近くの空港に強制着陸させようとするシーンがあります。
空港に下ろされたのでは証拠である商品を押さえられて完全アウト。大ピンチです。
そのとき主人公は、アフリカの赤土の道路にジェットを強制着陸させ、そのあたりを歩いていた地元の方々に
「試供品ですよ! タダですよ!」
と叫んで、商品であり証拠である武器を全部持っていかせてしまいます。
空港から急いで刑事が駆けつけてきた頃には、証拠はなくなっていますが、刑事もただでは帰らない。
「俺にはお前を24時間拘束する権利がある。24時間拘束したからといってお前が武器の密売をやめるわけじゃないが、そうすることによってお前が売った武器で殺されるはずの人たちが少しでも長く生きていられるはずだ。そのためにお前を拘束する(うろ覚え)」
かくして、操縦士も逃げ出してからっぽのジェットのそばに主人公は手錠かけられてアフリカの大空の下に放置され……ここからが驚愕。
なんと、放っておかれたジェット機から地元の方々がどんどん物を運び込んでいきます。そりゃもうどんどん。
挙句に、一晩でジェット機解体。
翌日、刑事が主人公の手錠を外しにきたときには、ジェット機なんてカゲもカタチも残ってない。
すげえですよ。アフリカって。

その他も主人公の名言多数、考えさせられるシーンも多数。
武器のブラックマーケットの流通と供給の仕組みもわかりやすく描かれ、いろんな意味でおもしろい映画です。
ブラックな笑いが得意な方限定で7.5点。
(レンタルにて鑑賞。2006/11/10記・再掲)

追記:Gyao=Yahoo動画でちょくちょくやってるようなので、チェックしてると無料で見れるかも。

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【映画】プラダを着た悪魔

腰掛けバイトのつもりで老舗のファッション雑誌「ランウェイ」編集部の編集長付きアシスタントになった主人公アンディ。
その編集長は、編集部どころか世界のファッション業界でも有名なやり手で、彼女がNoと言えば、パリコレやっちゃうようなデザイナーでも作品をボツにしてしまうほど。
ところがその編集長、自分の仕事にも妥協しないが、他のスタッフの仕事にも当然妥協せず、自分の都合で部下(主人公)を夜討ち朝駆けでこき使う鬼上司だった……。

見所は、最初はスーパーで買ったセーターを着ている主人公が、ファッション業界の中でどんどんセンスが洗練されていくところと、仕事(とその段取り)を覚えてスキルアップしていくところでしょうか。
主人公役のアン・ハサウェイは背は高くて胸もあるけど、ストレートの黒髪でロリ顔なので、彼女のファッションは日本人にも参考になるのでは?
しかし、出てくる女性がみんな12センチくらいのピンヒール履いてて、最初はぺたんこ靴を履いていた主人公でさえそのピンヒールの上に重い荷物持って走り回ってるのはすごい。
あんな靴履いてたらむくまないのだろうか? 外人と日本人は足の造りが違うんだろうか?

鬼の編集長ミランダはメリル・ストリープ。
そろそろ還暦なのでさすがに老けましたが、キャラクター造形は上手いですね。
悪魔と呼ばれてるのであからさまに攻撃的でヒステリックなタイプを想像していましたが、言うことも、言い方も、想像以上にエレガント、かつ絞め殺したくなるようなタイプです。
こういう女性の上司像って見たことなかったのでちょっと新鮮でした。
私はこういう人、嫌いじゃないです。
家庭を犠牲にしてるけれど、家庭と仕事、片方だけでもきっちり結果出せる能力の高さはもちろん、重心をどちらか一方に絞れる潔さには憧れます。
私はどっちも中途半端になってしまうので。

主人公にファッション指南をしてくれる、編集部の古株スタッフ・ナイジェルには、ターミナルの悪役局長を演じて私のツボにはまったスタンリー・トゥッチ。やっぱりいい役者です。

何日も続く長時間労働や残業でへろへろになったことのある女性限定で6点。かなり共感できます。
特に「仕事が充実してくると私生活が壊れてくる」(うろ覚え)という台詞には、一緒に行った元同僚の友人と
「そうだよね~。毎日12時間以上会社にいると、家に帰っても寝るだけで精一杯、休みの日は掃除して洗濯していつもより長く寝たら終わりだもんね~」
と二人で頷きあっていました。
(映画館にて鑑賞。2006/11/24記・再掲)

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【映画】ウォーターボーイズ/スウィングガールズ

最初に見たのは「スウィングガールズ」でした。
彼女たちのようにジャズではないにしろ、吹奏楽部だったり、文化祭や校内音楽コンクールなどでクラス単位の合唱や合奏の経験のある人は多いはず。
見ていると、そういうことを思い出して、楽器を手にとって、誰かと音を合わせてみたくなるような映画です。
楽器には素人の役者さんばかりだったらしく、最初の下手な頃は下手なまま撮影していて、練習していったということで、最後の音楽祭ではなかなか聴かせてくれます。

出てくる女子高生たちは、メイクもしてない、素朴な子が多いです。でもキャラは立ってるんだなあ。山形弁もほのぼのしててよい感じです。
月9の「のだめ」に出演中の上野樹里が主演ですが、この当時は頬がふっくらしてて、こっちの方が個人的には好きだなあ。

最初に通し稽古をやったときにガタガタの仕上がりなのに、みんなで満面の笑顔で「ばっちりだね!」と言っていて、目が点になりました。
同時に中島らもも確か似たようなエピソードをエッセイに書いていたなあと……。
一番最強なのは「素人さん」ですね。

次に見たのは「ウォーターボーイズ」で、こちらはシンクロなのでスウィングガールズと違ってあまり共通するような記憶や感覚はないのですが、やはり出てくる男の子たちがふつーでなんだか安心します。普通でないのもいるかもしれませんが、私としては普通の「乙女」扱いですからOK。
こちらもまた最後のシンクロの演技は思ったより長かったけど見応えあります。それまで実際にどんな演技をするというのはほとんど見せない演出がよかったのかも。
普通の学校のプールという設定なので、多分、演技内容に制限があったとは思うのですが、女子シンクロとは違うダイナミックな演技と演出でなかなか男子のシンクロもよいものだと思いました。

主役は妻夫木聡でしたが、この人はどうも何見ても育ちが良さそうに見えて、それが裏目に出てたのが「約三十の嘘」でした。「ウォーターボーイズ」に関しては、地味っつーか普通オーラ全開で、それが意外によかったです。
余談ですが、「ワイルド・スピード3/トーキョー・ドリフト」にも1シーン出てたんですね。見ながらどっかで見たような顔なんだけどと思っていたら妻夫木聡でした。こっちはメイクや服装のおかげでなかなかワルそうでよかったですよ。

「ウォーターボーイズ」にも月9「のだめ」の玉木宏がアフロで出演していますが、思っていたより顔が地味で、ちょっとだけワイルドというかやんちゃっぽいキャラなので、最近のジェントル王子イメージとは違ったなあ。でも声は特徴あるからわかります。

で、続けて見て思ったんですが、話が同じなんですよね、「ウォーターボーイズ」と「スウィングガールズ」。
大してやる気もないことに、ひょんなことから関わることになって、やってるうちになんだか楽しくなってはまってしまう。それでみんなで集まっていろいろやってるうちにトラブルが発生するが、それをなんとかして晴れの舞台で成果を発表して盛り上がったところで終わり。
どちらもラストの演奏や演技がそれぞれ見応えあるのでまあいいかと思うんですが、次は同じネタはやれないだろうなあ、矢口史靖監督。

基本的にやばいシーンはないし、ストーリーはシンプルだし、テーマも健全なので小学生に見せても問題ないと思います(たぶん)。
両作品とも、基本5点にラストの演技・演奏でプラス1点の6点。
(レンタルにて鑑賞。2006/11/25記・再掲)

 

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【映画】千年女優

今敏と押井守の作品って,現実と空想や妄想の世界をよく扱っていて,ちょっと見似てるけれども,よく考えると違うような気がする。

千年女優を見て改めて感じたんだけど,今敏の場合は,現実と空想・妄想の世界は混ざってる。表裏一体でもなくて,コーヒーとミルクが溶け合うように混ざってる感じ。
今敏の作品は,パーフェクト・ブルーと,この千年女優しか今のところ見てないので,違うという意見もあるかもしれないけれども。

押井守の場合は,現実とあちらの世界は常に対比するもの,に見える。対立してるわけじゃないけど,水と油くらいにはくっきり別れている。この世と彼岸みたいな感じ。
それで,この世だと思っていたら,実はあの世でした。で,あの世から生還しました,という話が多いように感じる。(うる星やつら―ビューティフル・ドリーマー,ゴースト・イン・ザ・シェル,アヴァロン,イノセントなど)
単に自分の印象だけかもしれないけれども。

自分がそういう話を書くなら,今敏の方になっちゃうだろうなあ。
まー,それだけの話です。
そんでここからがネタバレ。読みたい方は反転して読んでください。

千年女優見てて,ちょっとティム・バートン監督のビッグ・フィッシュを思い出した。評価的にはビッグ・フィッシュのほうが上なんですが。
最後の彼女の台詞がねえ……。
幸せな人生だったと思うけど,その自己完結っぷりって……結局,鍵の人って必要ないんじゃないの?
それって寂しくないのかな?とちょっと思った。

(2006/12/11記・再掲)

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【映画】大奥

概容は,大奥では現将軍(5歳・かわいかった~♪)の生母・月光院(井川遙)と,正室(子なし)・天英院(高島礼子)の2派に別れてごりごりやっておりました。
仲間由紀恵が演じる絵島は月光院派の筆頭です。
表でも側用人・間部詮房(及川光博)と老中(だったかな??)秋元喬知(岸谷五朗)がごりごりやっておりました。
間部詮房は将軍の補佐役なので当然,月光院と結託しているわけですが,おいおい,だからってデキちゃったらやばいでしょ。
そういう噂が出てきたので,将を射んとすればなんとやらで,とりあえず絵島を色男の歌舞伎役者・生島(西島秀俊)を使って色仕掛けの罠にはめて,月光院×間部のスキャンダルの裏をとればよいではないか,とゆーことで天英院と秋元たちによって仕組まれたのが世に言う「絵島生島事件」というわけです。
実際の「絵島生島事件」と映画「大奥」はちょっと違うみたいですけどね。
●wikipedia「絵島生島事件

杉田かおるが良かった~!
天英院派の実働工作員なわけですが,同じ天英院派の浅野ゆう子と違って,なんでそんなことやってんのかわかんない底知れなさがあって,よかったです。
杉田かおるは私生活ネタで有名ですが,演技は本当に上手いんですよ。もっとがんがん映画出てほしいなあ。舞台出られても,田舎だとわかんないから。
岸谷五朗はカミシモとヅラ似合いすぎです。うちの弟は岸谷五朗に似ているので,「やつが仮装したらこんな感じだろうか?一度させてみたい」などと考えておりました。
個人的には仲間由紀恵は好きなんだけど,なんか絵島には合わないような気がする。甘すぎる感じかな。もっときつそうな女優さんが良かったかも。
そして,高島礼子が極妻にしか見えませんでした。この人もイメージつきすぎだなあ。

着物はさすがに綺麗でしたねえ。
映画の中の季節が夏から秋だったせいか,薄い色のものが多かったようです。浅葱色の着物も何度か出てきてましたが,ああいう,青系の色って爽やかでよいですね。
絵島が着ていた大きな金魚柄の打ち掛け(?)はインパクトありました。
着物の色の組み合わせも面白かったです。
ああいう組み合わせってしきたりや合わせる色が決まっていたりするんでしょうか? 平安時代などの襲色目などとも関係あるのかなと思ったり。
歌舞伎役者の生島は,必ず半襟が濃い青で,長襦袢が濃い赤でした。トレードマークか何かだったんでしょうか。
帯の形が大奥の中ではみんな同じだったみたいなんですが,何か意味があるのか,それとも流行だとみんなそうする時代だったんでしょうか?
着物についてちょっと調べてみようと思いました。
そういや,最後にテロップを見ていたら,「藤娘小道具株式会社」というのが出ていて,そんなものがあるのか!と驚きました。
本当に知らないことっていっぱいありますね。
私の知識が浅すぎるだけかもしれませんけど……。
(映画館にて鑑賞。2006/12/25記・再掲)

追記:西島秀俊さんは、すごくハンサムとか美形ってわけじゃないけど、大人の男の色気があって結構好きな俳優さんです。
若い頃の「ニンゲン合格」もGyaoで見ましたが、演技は上手いと思います。

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【映画】鉄コン筋クリート

ネットでの評判によると,良否まっぷたつなこの作品。
私としては,まずまずの良の6点。
小ネタ多いし♪
作中の遊園地の回転木馬がなぜか馬じゃなくて豚。しかも額に「肉」,前足に1本ずつ「豚」「足」の文字(爆笑)
ただ,子どもが主人公だと思っていたら,思いのほかバイオレンスでした……小学生には見せたくないかも。

駅には「国鉄」の文字,コンビニはない,誰も携帯持ってない,車は昭和40年代(Kさん情報),主人公たちは宇宙戦艦ヤマトのTシャツを着ていて,でも監視カメラはある。
時計台のからくり時計はガネーシャで,町の飲み屋(の近く?)ではインドネシアの影絵やってて,小紅兵のでかい壁絵があって,看板は日本語,ヒンズー語,ハングル……いったいここはいつでどこ?
というのが,舞台となっている宝町。
この宝町の造形は好きです。色調とかタッチとか。
くすんだタイガーバームガーデンみたいな感じといいますか。
それが3DCGというあたりが日本らしいですね。
ちょうど鉄コン筋クリートが始まる前にモンスターハウスとシュレック3のCMをやっていましたが,こちらは実写と見まごうような写実性を追求する路線に向かっていて,3DCGが3DCGに見えないように,あくまでも2次元的な表現に拘る日本のアニメとは方向性がかなり違うと思います。

その他,特筆すべきはシロ役の蒼井優。
私はテレビを見ないので,
蒼井優? 誰それ? どーせアイドルでしょー? もう一人の主役はジャニーズの人だしー。
くらいしか思ってませんでした。
が,あの表現力はすばらしい!
クロ役の二宮和也も普通によかったです。
他にも意外な人が出ていました。宮藤官九郎とか大森南朋とか本木雅弘とか。
理想はベテランのプロの声優さんなんですが,俳優・タレント・お笑いの人だとプロモーションが楽という旨みもあるので最近多いのかなあと思ってます。宮崎駿の思想は別にして。

物語の前半は主人公たちが飛んだり跳ねたりしててその動き自体も面白かったのですが,後半になると精神世界の話になってきまして,ああ,ここにもエヴァの影響が…と思ってしまいました。
微妙にネタバレすると,エヴァというよりはゲド戦記(アニメじゃなくて)の1巻なんですが。
(映画館にて鑑賞。2006/12/31記・再掲)

追記:「ゲド戦記」はアニメじゃなくて原作のほうです。アニメは未見。
アーシュラ・K. ル=グウィン、好きなんです。

 

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【映画】オペラ座の怪人

良かった。もう一度見てもいい。
時間とお金に余裕のある人は、ぜひ映画館のでっかいスクリーンで見て欲しい。
衣装とか美術とか素晴らしい。音楽は言うまでもない。
演出も映画ならではでよかったと思う。舞台は見たことないが、逆に舞台ではこのシーンをどういう演出でやってるのだろうと興味が湧いた。
点数は本来なら9点なのだが、主役2人(ヒロインと怪人)がDQNなため、-1で8点。
映画はすごくいいんだけど、あの主役2人の性格はどうにかならんもんか。
怪人は要するにストーカーだし、ヒロインは清楚な美人と思いきや、天然ボケ女で2人の男の間でふらふらふらふらしてるし。
いいところ押さえてるのは、ジリー親子(先生みたいな女性とヒロインの友だち)。お気に入りは歌姫カルロッタと支配人二人組。やっぱ脇役が好きなタイプなんだろうか、私。
ヒロインの婚約者のラウル子爵なんざ哀れの一言に尽きるね。特にあの舞台上でのヒロインと怪人の応酬なんざ(これから先、不適切な表現なので伏せる)セックスであんまり経験のない女が自分のサービスで充分喜んでくれてると思ってたら、別の男に本気でよがり狂わされてるのを目の前で見てしまうようなもんだからそりゃー涙目にもなろうとも。
地元で夕方やってるパンドラの箱というFMの番組のパーソナリティのリカちゃんという人が、福岡でずーっとやってた劇団四季の舞台のこの作品が大好きで何度も見て、挙句に怪人かラウル役の方にインタビューしたことがあって、ラウルの命と引き換えに自分のものになれと迫る怪人にヒロインが愛してる(映画では惹かれているだったけど)と言うシーン、あれはラウルを助けるためにああ言っただけなんですかねえ?それともほんとに怪人のことを好きだったんですかねえ?と質問をしたことがあった。答えはどっちともとれるようにしてます、というものだったような(おぼろげな)記憶があるのだが、実際、どっちなのかなあ?とくだんのシーンを見ながら考えていた私であった。
(映画館にて鑑賞。2005/02/02記・再掲)

追記:ミュージカルというのは基本、舞台か映画館で見なければ、大して面白くないものだと思う。
ヒロインのエミー・ロッサムは「デイ・アフター・トゥモロー」でもヒロインやってるけど、歌は上手い。


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【映画】スパイ・バウンド

「ちょっとそこの道行くあなた、そう、あなたですよ。(小声になる)スパイに、なってみませんか?」
と、声をかけられたらどうする?
話を聞いてみると、間違いなく本当らしい。
高給優遇、刺激に満ちた楽しくて素敵なお仕事、国家のために働く、いわゆるエージェントってやつですか……。
私は断るね。即お断り。この映画を観たから。
点数は4点かな。レンタルになってからで充分だと思う。
地味でやりきれない映画だけど、リアリティはあるかなあ。
モニカ・ベルッチ目当てで見に行ったものの、老け顔(すっぴんだったらしい)で常に眉間に縦じわ寄ってるような険のある暗い女で、ずーっと無表情。唯一、刑務所の中で泣くシーンだけ、感情があらわになる。私は美人なモニカが見たかったんだーっ(涙)
スパイから足を洗うつもりだったのに、逆に味方にはめられてがんじがらめになったリザ(モニカ)に同調するように逸脱をはじめる同僚エージェントのジョルジュ役はヴァンサン〈ナイトフォックス〉カッセル。オーシャンズ12ではちんちくりんぽいイメージだったが、この映画の彼はかっこいい。
彼は目が離れてる平目みたいなヘンな顔で、上目づかいのショットが多いんだけど、それがだんだん魅力的に見えてくるんだよなー。
間違いなく、この映画はヴァンサン・カッセルの映画。
スパイってさー、そんないいもんじゃないよね。結局歯車だし。使い捨てされるし、簡単に口封じされるし。
ヘッドハンティングされたら、絶対断るべきです。ええ。

で、読み返してみると、私はオーシャンズ12に3.5か4つけてるな。
訂正。オーシャンズ12は3か3.5です。あっち見るくらいなら、スパイ・バウンド見たほうがいい。
(レンタルにて鑑賞。2005/02/10記・再掲)

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【映画】着信アリ/ゲロッパ!/チョコレート

●着信アリ
画面が暗くてよくわからないシーンが多かった。
着メロの使い方とか上手いし、オチの2段返しもきっちりしててよかったんだけど、山下さんの妹のセリフの意味がわからん。そしてラストのあれって、あまりにも曖昧すぎるんだけど。
謎が多すぎてその謎解きだけで見た人たちが熱くなる作品というのはある。でも、個人的にはそういうのはあんまり。
映画って基本的に色んな人たちが見るものだし、楽しめるべきものだから、そういうわかりにくさ=謎で人気とるのはちょっと邪道だと思うんだよねえ。だから、わかりやすい映画の方が私の評価は高い。
途中で寝てしまったので全部は見てないけど、監督・三池崇史+原案・秋元康による音声解説を聞いた限りでは「観客をびびらせる」ことを主眼としていたようで、その意味では成功していると思う。こういう映画は、でかい音量ででかい画面で暗い映画館で見るに限るんだよなあ。
で、思い出したのが、この前見た「ゴシカ」。似てる、似てるわー。ビビラセ・テクは上級で、脚本が割とどうでもよくて、女優が美人で演技力あるっていうの、そっくり。
柴咲コウは思ったより上手かったと思う。テレビは全然見ないので、他に見た出演作といえば「GO」「バトロワ-I」くらいなんだけど。
近寄りがたい系の美人だし、インタビューとか聞いていると自分のペースを崩さないというか、サービス精神足りないというか、ぶっきらぼうっていうか、とっつきにくいイメージで、あんまり表情なさそうなんだけど、怯える演技とか泣くわめく演技はよかったと思う。
点数は5点かな。やっぱりホラーは映画館で見るべきです。
どうも自分はホラー好きなので、ホラー映画には点数甘いような気がする……。

●ゲロッパ!
点数は4点なんだけど、ほんとは着信アリよりも好き。
なにせキャストが豪華。岸辺一徳いいなあ。あと子役がすげえ上手かった。
ほとんど期待しないで見たせいか、思ったよりよかったという印象。
借金取りのシーンが好き。
話としてはあまりにもベタすぎて、脱力して笑ってしまうような感じ。そして途中で出てくる借金取りやタクシーの運転手さんのエピソードがバランス的に重いので、何かの伏線かと思っていたらそうでもないっていうのが、バランス悪いんだよなあ。そして、JBのニセモノがあまりにも狂言回しすぎて、唐突に出たりひっこんだりする印象。そこらへんがね、4点の所以なんだよなあ。でも、借金取りのシーン最高。
エンドロールなんかすっごく楽しそうだし、もっと点数つけたいとこなんだけど、これは映画館で\1,800出して見る?といわれたら、もったいないなあと思うのでやっぱり4点。

●チョコレート
女って凄いな……というのが、この映画の感想。
ゴシカとかキャット・ウーマンとかソードフィッシュとか、ハル・ベリー出演作は何本か見てるけれど、この作品のハル・ベリーが一番ブスかなあ。スタイルはいいんだけど、なんかもう生活と人生に疲れてやつれきってるっていう感じ。
あのラストシーンって、すべてを受け入れる覚悟を決めたように感じる。あれは哀しいけど凄い。
といっても、この映画の主役はハル・ベリーではなく、むしろビリー・ボブ・ソーントン演ずるハンクの方だろう。ハンクは自分のせいで息子に目の前で自殺されている。
村上龍のオーディション(文庫版)のあとがきに、斎藤学が体の一部(腕や足、耳などでっぱり)を失うこと=去勢によって男はナルシシズムに酔うことができなくなるので大人になることがある、というようなことを書いていたことを思い出した。息子って男性器の意味もあるしな。
ハンクは息子を失ったことによって去勢され、愛や同情とは無縁のマッチョな世界では生きられなくなった。けれども代わりに今まで失うことすらなく最初からもっていなかったものを得たのかもしれない。
テーマ的にもストーリー的にも問題はないんだけど、やっぱり地味なのでちょっとお勧めまではしにくい。だから、点数は6点。
でも、機会があったら見て欲しいし、感想聞かせてほしいかな。
(レンタルにて鑑賞。2005/02/24記・再掲)

追記:「オーディション」は文庫の初版本なのだが、恐ろしいことに「恋人」が「変人」になっている誤植がある。確かに似てるけど、一字違うと大違い。
ちなみに映画化された「オーディション」は三池崇史監督で主演が石橋凌の名作らしい。見たいのだが、なかなか見つからない。買うしかないのか?

   

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【映画】デイ・アフター・トゥモロー/恋愛適齢期

●デイ・アフター・トゥモロー
アイディアはいい。CGもいい。
なにがダメかというと後半、オヤジが息子を救いにいくあたりかなあ。地味(途中で車が壊れて徒歩で移動。とても地味)かつ超ありきたりな展開(途中仲間死んだりとか)。あと、さりげなく端折ってるんだけど、一緒にいたお坊ちゃまの弟どうなったのか気になる。
今日は信じられないことに鹿児島なのに雪降ってて桜島白いし、NY大洪水のシーンは8・6水害を思い出したりと、地球温暖化による異常気象は非常に身近に差し迫ったものに感じる。ラジオショッピングでCMしてる、氷点下でも大丈夫とかゆー噂のNASAの防寒アルミブランケットとか買っといたほうがいいのだろうかとちょっと思ってしまった私はバカである。
点数は4。あのCGはよく出来ていたので映画館のデカイスクリーンで見てみたかった気もするが、レンタルもしくはテレビ放映でいいと思う。

●恋愛適齢期
ジャック・ニコルソンはキュートだ。しかし、ダイアン・キートンも負けずにキュートだ。ついでにいえば、キアヌ・リーブスも普通に爽やかでいい感じに薄い2枚目っぷりでよかった。
ダイアン・キートンは年取ってまぶたやほっぺたの肉が垂れてきて、ちょっと垂れ目に見えるんだけど、それでもというか、それがというか、とてもチャーミングだった。笑い方のせいかな。こういう素敵な女性を見ていると、年取るのも悪くないなあと思える。
同じジャック・ニコルソン主演のラブコメといえば恋愛小説家なんだけども、この恋愛適齢期も甲乙つけがたくはあるが……ちょっと軽いような気がする。恋愛小説家よりコメディ要素が強いし。
監督=脚本が女性ということもあり、男性に受けるかどうかは微妙。恋愛小説家は男性もそれなりに面白いと思うんだけどね。
30代以上の女性限定で7点。
(レンタルにて鑑賞。2005/03/05記・再掲)

 

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【映画】箪笥/25時/スパイダーマン2

●箪笥
ホラー映画っぽいが、実は一種のミステリー。
時間がなくて1度しか見れなかったけど、もう1回見たかった。というのは、よかったからというわけではなく、色々確認したかったから。
若い継母と思春期の姉妹2人、そしてその衣装、古い田舎の屋敷、室内の家具などの色調は耽美で、そういう系統が好きな人にはたまらないかもしれない。
話はちょっと分かりにくいところはあるけども、それもこの映画の重要なファクターでもあるし、継母・姉妹の女優さんたちを含む画面が美しいので、6点。
ロリを自認するやつは、確実に逝っとくべし。

●25時
ネットで評判を検索すると、あまりよくない。オチがしょうもないっちゃしょうもないからかな。自分としては、そこまで悪くはない。
重い雰囲気と、人によっては冗長に受け取られかねない展開は、スパイク・リーっぽくて(スパイク・リーなんだけど)そういうもんかなと。見ながらなぜか、ドゥ・ザ・ライト・シングに出てくる、どうしようもない麻薬中毒者の息子を殺した父親のエピソードが思い出されて仕方なかった。それと、ミスティック・リバーも。
実際に知人や友人や家族が911で被害に遭ったというニューヨーカーならではのグラウンド・ゼロへの思い入れを思わせるシーンもあったりして、一言でどうだこうだという感想は言えない。
特に面白いわけでも、特に強い印象が残るわけでもない、微妙な感じ。4点。

●スパイダーマン2
相変わらずかわいそうなピーターだったが、今回の話では救われたかな。
しかし、原作ではMJは死んでしまうとゆー噂もあり、やっぱりピーターは救われないのだろうか。
1作目では不細工だなあと思っていたMJ(キルステン・ダンスト)がなんかキレイ?くらいにはなってて、ピーター(トビー・マグワイア)は痩せた(と思う)こともあってお兄さん顔になってきてるのにびっくり。
バージン・スーサイドでもキルステン・ダンストはキレイだとは思わなかったので彼女はきれいじゃないと思っていたけど、DVDに入っていたモナリザ・スマイルのCMを見たところでは高飛車お嬢様系似あっていたので、撮り方にもよるのかなあと思ったり。
シリーズものだから次回作への伏線的エピソードと思えるものがあって、そういうのがちょっと中途半端な処理のような気がする。普通に青春映画。4.5点。
(レンタルにて鑑賞。2005/03/14記・再掲)

  

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【映画】MAY/ニューヨークの恋人/ギター弾きの恋

●MAY
普通のホラー。特に言及すべきものもなし。
主人公の女優さんの雰囲気は独特の緊張感があってよかった。内容的にテレビ放送はありえないと思うが深夜枠では可能性もあるか。テレビで十分。3点。

●ニューヨークの恋人
公爵様(ヒュー・ジャックマン)の紳士っぷりがよいとの友人某氏からのお勧めで見た1本。普通のメグ・ライアンのラブコメ。
私、2枚目苦手だからねえ。ヒュー・ジャックマンよりは元彼とか弟の方が好みだなあ。3.5点。

●ギター弾きの恋
これもまた友人某氏のお勧めで見た、伝説の天才ジャズ・ギタリストの話。
天才なのにせこくて女にだらしがなくて口だけで、どうしようもない男なんだけど、かわいらしくもある主人公エメット・レイをショーン・ペンが好演。しゃべれないハッティ役のサマンサ・モートンもよかった。
しかし、それ以上にギターがものすごくよかった。いつも聞いているギターの音とは全然違う。
シャインを見たときもあまりにも音が普通のピアノと違うので驚いたのだが、今回もそんな感じ。頭一つ抜けている表現力だ。
パッケージとかロゴとか和訳のタイトル(原題のほうがよい)が露骨に女性ウケ狙いなのが鼻につくが、ギターの演奏があまりにも素晴らしいのでそんなことは問題にならない。8点。
(レンタルにて鑑賞。2005/03/14記・再掲)

追記:「ギター弾きの恋」のサントラは欲しい。

   

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【アニメ】serial experiments lain

有料動画配信でうっかり見てしまいました。
どっかで聞いたことあるようなタイトルだなあ……と思ったら、かぼスさんの日記だったんですねえ。こちらはゲームだったのですが。
エヴァ以降、なのかな。こういう話が多いですなあ。嫌いじゃないけどね。自分探しと世界再構築。
世界再構築についてはアニメだけでもなくて、マンガも増えてるような気がするなあと思ったところ、頭に浮かんだマンガの作品は世界が終わる話、または世界を壊す話ばかりでした。世界が終わる、世界を壊す、というのも結局、世界を再構築する物語の一環であることは間違いないでしょう。
アニメとマンガに関して、特にそういうのって多いなあと思います。小説に関しては自分の読書量が足りないこともあるかもしれませんが、そうは思わないし、海外の映画なんかにしてもそうは思わない。邦画に関してはそこまで増えたとか多くなったとは思わないけれども、ないわけではない。それが昔からあったのか、それともアニメやマンガの影響を受けて出てきたものなのかは、私には不明ですが。
あちこちのバグをちまちま修正して、挙句に何がなんだかわからなくなったりして、関係者一同雁首そろえて「どうなってるの?」「さあ……」みたいなことになっちゃって、破綻することすら叶わないのが現実なわけで、OSを入れ替えるように世界を壊して新しくするっていうのは実にすっきりしてわかりやすそうでよろしい。ただ、入れ替えたところで修正の修正でごちゃごちゃになるのは時間の問題なんですが(笑)
で、なんで自分探しと世界再構築がセットになってるかっていうと、今更私が言うまでもなく成人するための通過儀礼なんでしょうねえ。
そういう作品が増えてるっていうことは、結局、みんな大人になりたいってことなのかなあ。
(ネットにて鑑賞。2005/03/19記・再掲)

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【映画】アンダーワールド

家族を人狼に殺されて復讐に燃えるバンパイアがヒロイン。
人狼とバンパイア、2つの種族に分かれて争っていてるとかいう設定で、正直いって、話は割とどうでもいいです。
アメリカ映画にしては軽いキス一つで終わるような恋愛表現のストイックさはちょっと新鮮だったけど、あとは特に見るべきものはないかなあ。かといって、出来が悪いわけじゃないです。変身のシーンとか面白かったですよ。でも総じての印象は、極めてふつー。ネタとしてもそこまで独創的でもないしね。
以前、牛男爵アイスさんのとこのブログで感想を見かけていたのですが、こーゆーヒロインって、彼のツボだよなーと思って見てました。暗くて硬質で湿気っててストイックな女ってゆーんですか。ああいうタイプが好きな男の人って少なくないですよね。
私は実際にそういう女がいたら、うっとーしーやっちゃなーと思うに決まっているのですが(笑)
ファッションについては、マトリックス以来、黒のロングコートが流行っているようですね。またか、って感じであんまり好きじゃないなあ。
B級の王道行くような映画でした。
(レンタルにて鑑賞。2004/09/15記・再掲)

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【映画】28日後...

エンディングはDVDの場合、2種類あるけども、私はハッピーエンド編の方が好きだ。
一言で言えばゾンビ映画で、話としてはなんてえこともないのだが、ダニー・ボイルは人間のいや~なところを描くのが好きな人みたいで、感染してない主人公が、まるで感染している人間であるかのような凶暴性を剥き出しにして、ヒロイン(なのかな?)に感染者と間違われて殺されそうになったりする、そういう皮肉さというのは「シャロウ・グレーブ」「トレインスポッティング」「ザ・ビーチ」と、この「28日後...」を見ていて共通して感じる。
しかし、誰もいない街の風景というのは無条件に心が惹かれる。魂もっていかれそうになるくらいだ。
高校生くらいの情緒不安定甚だしかった頃、夜中に車もほとんど通らず、家に明かりもついていなくてゴーストタウンのような町を自室の窓から見渡して、このまま世界中の人間がいなくなって、自分がこの場にただ一人だけ取り残されたとしたらどんなに楽しいだろうと夢想していたからだろう。
現在の私は人間が好きで、しかも愚かなところやどうしようもないところにあきれたり怒ったりしながらもそういうところが面白いのだしいとおしいのだと思うけれど、昔は確かに、自分が人間であることも嫌だったし、どうしようもない自分が生きていることで自分以外の人間に迷惑をかけている(→嫌われている)という罪悪感が強かったし、他人が私ではない=私が苦しんでいるように他人が苦しんではいない(ように見える)という理由で自分以外の人間を憎んでいた時期もあったのだ。昔の私は実に暗いやつだった。バカなところが可愛いけど(笑)
それは自己嫌悪と自己愛がせめぎあっているだけで、自分の認めるべきところは認めてダメなところはダメなんだと許して受け入れることができなかったからだったからなんだが、現在、昔の自分と同じようなことで悩んでいる人を見ると気持ちがわかる気がするので、なんとなく見守っている気分になったりする。結局、自分で悟るしかないわけなんで、私には何もできないわけなんだけども。
んで、ここからは話がずれてFateネタ(ネタバレ)に突入するのでご注意を。
そういう意味で、凛ルートのアーチャーはダメダメです。セイバールートのアーチャーはかなりかっこよかったんだけどなあ。
所詮自分を許せない人間は、他人を許せるわけがない。愛せるわけもない。そんなケツの穴の小さい男はゴメンだね。
逆にシロウはセイバールートよりは好感度高かった。無理して「男として」凛を守ろうとかしてないあたりがよかったんだと思う。男だからってそんなに気張る必要はないと思うんだよな。いい加減、男の人も「男なんだから」「男のくせに」という呪縛から自由になってもいい頃だと思うんだけどな。キツイでしょ。そういうの。
凛はあいかわらずカッコよくて好きなんだけど、凛ルートではやはりクーフーリンですかねえ。葛木&メディア・コンビも不器用にお互いを思いあう様子がほほえましくて、個人的にはなかなか好感度高かったけども。
話がかなりずれたが、そういうわけで、誰もいない街の風景というのに未だに弱いのである。ある種の刷り込みみたいなものだ。それは昔の私の理想の世界だったのだから。

なんかオシャレとかいう評も映画情報サイトの感想にはあったりして、ダニー・ボイルってオシャレだっけ?カッコいいか?と突っ込みたくなる。どっちかというと泥臭いところがある人だと思うけどなあ。
(レンタルにて鑑賞。2004/09/19記・再掲)

追記:この頃はFATEやってたんですね。懐かしいなあ。
ちなみにその後「28週後」も出ましたが、まだ見てません。

 

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【映画】女神が家にやってきた

スティーブ・マーチンとクイーン・ラティファです。クイーン・ラティファは好きなミュージシャンだったし、なんとなくコメディが見たかったのでレンタル。
内容的にはよくあるネタといえばネタだけど、人種差別ネタが効果的に使われていて興味深かった。キャストもよかったしね。スティーブ・マーチンの別れた妻の妹(今にも死にそうな年寄りばかりと付き合っている性悪ビッチという設定)はかなりよい。彼女とラティファのファイトはかなり笑える。
あと、挿入歌のAIN'T NOBADYは懐かしかったなあ。この曲が好きだったことを思い出した。CD欲しいなあ。んで、調べてて気づいた。もともとはチャカ・カーンの曲みたいで他の人がカバーもしている。どれを買えばいいんだ???
(レンタルにて鑑賞。2004/09/25記・再掲)

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