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【映画】AVP

プレデター(1)は映画館で見た記憶がある。同時上映だったエンゼルハート目当てに行ったところ、エンゼルハートよりもプレデターの方が面白かったのだ。
当時はプレデターの体自体が半透明なのだろうと思っていたが、今回見てみると要するにあれは光学迷彩なんだなあ。プレデター2は見ていない。
エイリアンシリーズは多分全作見ているはず。特にお気に入りはやはり1作目。あれはエイリアンの全体像が最後に一瞬出るくらいではっきり映さないのが非常によい。恐怖を与える存在は、その姿を日の光に晒してはいかんのだ。
見る前は、あの「エイリアンとプレデターが闘う」というだけで、製作者もそのつもりで作っているキワモノ映画に違いないと思っていたのだが、意外にまじめな造りで思っていたより面白くて驚いた。ただ、設定的には闘う当事者がエイリアンとプレデターである必要性は全くないが。
キャストで気になったのは、南極の氷下ピラミッドを発見した人工衛星を持っているウェイランド社のウェイランド社長をランス・ヘンリクセンが演じているということ。ランス・ヘンリクセンといえば、エイリアンシリーズのアンドロイド:ビショップ役で有名な俳優だ。案の定、ウェイランド社長のフルネームはチャールズ・ビショップ・ウェイランドという。ひょっとしてあのアンドロイドを作ったのはウェイランド社という設定? そこまでは確認できず。でもあのアンドロイドは製作者の姿かたちをモデルにしていたという話ではなかったか? 
と思っていたら、やはり、AVPはエイリアンシリーズに対しての複線的要素を含んでいたようだ。
「ウェイランド」「ビショップ」「アンドロイド」をキーワードに検索をかけたら、このようなサイトがひっかかってきた。
そのうちリンク切れるだろうから概要を書き写すと、「エイリアン」ではカンパニーと呼ばれてリプリーたちの乗る宇宙船を所有し、あのアンドロイド・ビショップを作っている悪の権化の大企業ウェイランド=ユタニ社は、AVPのウェイランド社長の会社が後にユタニ社と合併したという設定になっているらしい。
他には、2人の息子がいる、とヒロインに写真を見せたりするような人はやはりとっとと早死にするわけで、このテの映画で子どもがいる設定の脇役は観客の同情を引いて無残に殺されるためにいるヤラレキャラだ。そんな化学工学者グレーム・ミラーを演じたのはユエン・ブレムナー。この人どっかで見たどっかで見た顔、とずーっと思っていて、帰宅してネットで調べたら、トレスポのスパッドだった。他に(私の見たことのある映画では)スナッチ、ブラックホークダウンに出ていた。どうりで見憶えの顔のはずだ。
見る前までは、ずんぐりむっくりのプレデターよりギーガーデザインのエイリアンの方がCOOOOOL!!に決まってるじゃないのと思っていたけれども、造形の優劣はさておき、映画の後半になるとプレデターの方を応援したくなる。公式サイトでもぶっちぎりプレデターの勝ちだ。そりゃーそうだろう。3人目のプレデターときたらそれはもう騎士道精神に満ちたおちゃめな男前(しぐさが)なんだから。
それに比べてエイリアンは、設定のせいか、動きが妙に動物っぽい。エイリアン1で見せたあのぞくぞくするような冷血の知性はどこにいってしまったのだろうか。ちょっと残念。
しかし、パワーと数ではエイリアンは負けてはいない。プレデターは3人きりだが、エイリアンはうじゃうじゃだ。そしてエイリアンは母子の愛なのである。(ここから先は意味不明かもしれませんが、ネタバレを含むので一応文字色を変えさせていただきます)ママンママン、僕たちが助けてあげるよ。わらわらわら。どっかーん。うがー(母の怒りの逆襲)なのである。母のパワーは偉大だ。
しかし何度見ても、エイリアンの幼虫の苗床にされて腹を食い破られるような死に方だけはしたくないものだ。
最初に出てくる、1904年に突然村人が全員謎の失踪をした捕鯨の補給基地の村の廃墟は後になってもまた出てくるが、このセットの使い方は効果的だと思う。鯨の骨とか。だけど、失踪した村人たちと特定できる遺体が遺跡の中で見つかっていればもっと伏線としては効果的だったのではないかと思う。
それから、物語の前半、遺跡に登場人物たちが閉じ込められてしまうまで、3DCGの遺跡を使ってシーンを繋ぐ手法はバイオハザードに似ているなあと思っていたら、監督はバイオハザード1の人だった。なんでもバイオハザード2の依頼を蹴ってこっちの仕事やったらしい。
主役の美人度と、登場人物が少ないことによるストーリーのシンプルさからいえば、若干バイオハザード1の方が優位のような気がする。バイオハザード2は未見なのでなんとも。
(映画館にて鑑賞。2004/12/23記・再掲)

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コメント

 ランス=ヘンリクセンは好きですねぇ。あの頬の縦皺が好みです(なんだそりゃ)。
 エイリアンは2と4が好きですね。2はアクションなので気持ちいいのと、4は美術センスが素晴らしいです。あと、どっちの作品もリプリーが怖いとか(この人さえいればエイリアン100%絶滅するもの!)。
 強い女性はカッコいいです。リプリーしかり、バイオハザードのアリス(ミラ=ジョヴォヴィッチ)しかり。たとえ危機的状況にあってもしっかりと地に足がついている姿は見ていて惚れ惚れしちゃいますっ。
 AVP2はまだ観てないので、DVD借りようかな。

投稿: かわい洋ヘイ | 2008年8月22日 (金) 23時13分

かわいさん、いらっしゃいませ。
ランス・ヘンリクセンお好きですか。じゃあ、ミレニアムもお好きですか? あれ、最初のほうだけ見たので、最後どうなったのか気になってます。
最近、女性が強いアクション映画多いですよね。ウルトラ・ヴァイオレットとかイーオン・フラックスもそうですね。
私もそういやAVP2見てないんでした。
こんな感じで映画と本の話ばっかりのブログですが、たまには遊びにきてください。

投稿: 黒木露火 | 2008年8月23日 (土) 02時51分

 前回に言いそびれていましたので、ここでひと言。
 ブログにお邪魔します。かわい洋ヘイです。空想科学祭ではお世話になっています。
 ……遅いですね。すいませんsweat01

 ミレニアムはですね、ランス=ヘンリクセン目当てで観たんですが、内容がさっぱりだったので一話どまりなんです。ごめんなさい(謝ってばかりだな自分)。

 ウルトラ・ヴァイオレットは観ましたよー。母親の強さがにじみ出てて、バイオハザードとは違うカッコよさがありました。

 自分も、映画(主に洋画)は好きなほうなので、ちょくちょくよらせていただきますー。
 ではでは。
 
 

投稿: かわい洋ヘイ | 2008年8月23日 (土) 12時15分

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